MiniSKiiPファミリーを拡張し、最大出力電流180ARMSのIGBTハーフブリッジクラスまで対応することで、システムコストを最大15%削減

ドイツ、ニュルンベルク市、2014年5月20日 – 親和性に優れた電源制御端子用ばね技術、簡単かつコスト効率性に優れたはんだ付け不要のねじ1本による回路基板の組立、冷却ユニット、モジュール。これらは、パワーエレクトロニクスメーカーであるセミクロン社のMiniSKiiP製品ファミリーの主な優位点です。MiniSKiiPは、主に、産業用モータードライブ、ソーラーインバーター、電源に使用されています。最大出力範囲40kWまでの対応に続いて、MiniSKiiPは、最大出力範囲90 kWにまで対応いたします。新MiniSKiiP Dualモジュールのポートフォリオは、150A~300A/650V、150A~300A/1200V、および100A~300A/1700Vの各クラスを網羅しています

MiniSKiiPばね技術が、40kW以上の出力定格で初めて利用できるようになりました。優位点:荷重コネクターの拡張バスバーをコスト効率に優れたPCB接続に置き換えることができるため、従来のインバーター設計と比較して材料費を削減します。はんだ付け不要の高速な組立と合わせて、これにより、システムコストを最大15%削減します。プリント基板(PCB)に、はんだ付けピン取付穴が不要になるため、ばね接点でPCBのレイアウトがより簡単かつ柔軟性に優れたものになります。また、ばねが、はんだ付け接合部よりもPCBとモジュール間の接続をより柔軟にするため、特に熱ストレスや機械ストレス下でさらなる優位性を発揮します。

MiniSKiiP Dualが最大出力90kWに対応するには、PCBにより高い電流容量が求められますが、これは、例えば、厚さ105µmの標準メタルコーティングをPCBに施すことで実現できます。これで、最大荷重電流180ARMSを実現し、ねじで取り付けされたバスバー付モジュールに容量を保有することができます。

画像: MiniSKiiP Dualの高解像度画像は要望に応じて提供いたします

セミクロン社について

セミクロン社は、パワーモジュールとシステムの世界有数のトップメーカーとして活躍しています。セミクロン社の製品は、最新の高エネルギー効率のモータードライブや産業用オートメーションシステムの心臓部分にあたります。その他の用途領域として、電源、再生可能エネルギー(風力、ソーラーパワー)や実用車があります。セミクロン社の画期的なパワーエレクトロニクス製品で、より小型でエネルギー効率に優れたパワーエレクトロニクスシステムの開発が可能になります。その結果、これらのシステムは、全世界のエネルギー需要を低減します。

セミクロン社は、1951年に創立された同族会社であり、本拠地はドイツのニュルンベルク市にをあります。現在、全世界の30の子会社に2,800人以上の従業員を抱えています。ドイツ、ブラジル、フランス、インド、イタリア、韓国、スロバキア、南アフリカ、米国に生産拠点を置く事業会社の国際的なネットワークで、迅速かつ包括的なサービスをお客様に保証します。セミクロン社のグループ会社SindoPowerが、多言語対応の通信販売、技術サポート、電子商取引を行うB2Bパワーエレクトロニクスオンラインポータルにて、世界中のお客様に対応いたします。