制御の要

電気モーターは、世界の産業界の要です。モーターは、ポンプ、ファンやコンベアベルトを駆動し、クレーンやエレベーターを動かし、圧縮空気の生成や冷却に使用されます。モーターの広範囲での利用を考えると、モータードライブが産業界で使用する電力の最大70%を占めていることも不思議ではありません。省エネ対策がされない場合、モーターが全世界で消費する電力量は2030年に今の倍になります。

産業用可変速度ポンプ装置

省エネの大きな可能性

ドイツで稼働するおよそ3500万の三相モーターのうち、現在インバータで制御されているものは約15%しかありません。約50%のモーターは頻繁に低負荷で動作し、その負荷変動はモーターの回転速度の変更で制御可能です。従って、ポンプ、コンプレッサー、ファンモーターなどのインバータは、消費電力を低減するための取り組みの焦点でなければなりません。現在、これらの用途は、産業用モータードライブが使用する電気エネルギーの大部分を占めています。インバータによりモーターの可変速制御を行い、古いモーターの交換を合わせて行うと、これだけで中規模の発電所4~5基分相当の電力の節電の可能性があると専門家は予測しています。

MWインバータ付スイッチボードキャビネット(出典:PCS)

モータードライブの要

パワー半導体は、速度制御に必要な周波数変換器のキーコンポーネントであり、エネルギーのより効率的な活用の要となります。これらはモータードライブの可変速度制御を可能にします。パワーエレクトロニクスは明らかに現在の省エネの主要なテーマであるだけでなく、工作機械や産業用ロボットがモーター制御なしでは機能しないのと同じく、産業用オートメーションエンジニアリング全体に不可欠な要素です。

MiniSKiiPフルブリッジIGBTモジュール

非常に重要な市場

産業用モータードライブは、高い年間成長率を考えると、最先端のパワー半導体の最も重要な応用分野です。セミクロンでは、小容量可変速度モータードライブ向けインバータで、これまでに何百万個もの市場実績があるPCB実装タイプのMiniSKiiPモジュールなど、幅広いパワー半導体モジュールを用意しています。

4種類のハーフブリッジ構成のSEMIX® IGBTモジュールのパッケージ

最適パッケージによるコスト削減

堅牢性とエネルギー効率向上の要求だけでなく、コンバータを規格化するというコスト重視の要望も見逃せません。 同一また複数のサイズから、用途や出力容量に応じた最適パッケージを選択することで、様々な要件を満たすコンバータを構成することが可能です。