PowerCell
出力定格 50kW~450kW(最大)
DC急速充電用PowerCell
電気自動車の普及に、充電設備の充足は欠かせません。世界各国の政府や産業界が充電インフ ラストラクチャを整備するための準備を行っています。製品決定の決め手となるのが、コスト、 出力、それに信頼性です。セミクロンには、22~450kWクラスの急速充電設備の要件を満 たす総合的な製品が揃っています。
PowerCell 利点
新開発の50kW PowerCellは、既存のエレクトロニクスプラッ トフォームを使用したDC急速充電設備への市場参入を可能に します。高い可用性、効率、信頼性により、最速での参入と先 行投資コストの低減をお約束します。安全なサプライチェーン とモジュール設計の組み合わせにより、PowerCellはお客様の DC急速充電設備開発に非常に重要な役割を果たします。
新開発の50kW PowerCellは、高出力充電要件をスケーラブ ルに満たす、DC急速充電設備向けの汎用ソリューションで す。三相PFC整流装置と絶縁型DC/DCコンバータで構成され、 最大絶縁出力電圧は500VDCまたは1000VDCです。必要な すべてのフィルター、および充電コントローラとのインター フェース付き制御ユニットも含まれています。
この50kW PowerCellは、50kW DC急速充電設備に対する CCS出力クラスの規格に適合しています。並列動作時には HPC350規格を満たします(380A@920Vdc)。
PowerCell 主な特長
- 定格出力:50kW
- AC入力:400V ± 10 % / 480V ± 10 %
- 出力電圧:500VDC または1000VDC
- 拡張性が高く高出力充電に対応
- CANopenフィールドバス
- 搭載およびメンテナンスが容易 - すべての接続部を前面に集約
- 並列動作で高出力充電に対応
- トランスによる安全な絶縁
- 迅速に市場に参入可能
モジュール式で自在に使用でき、 お客様の充電製品ラインアップに貢献
PowerCellをお客様の充電設備に簡単に搭載可能
PowerCellには、CANopenバスによる充電制御ユニットとの 通信インターフェースが備えられています。
- 電圧電流入力
- ステータスおよび情報の交換
PowerCellにより多様な定格の製品を展開可能
電気自動車の充電には、内燃エンジン車両用のさまざまなパ ワートレインに対応した、さまざまなビジネスモデルが必要 です。充電設備は将来、家庭や会社から小売店などの目的地、 および高速道路の急速充電ステーションまで、あらゆる場所 に設置されるようになるでしょう。PowerCellにより、EVの 急速充電に関するさまざまな電力要件に対応し、多様な電力 定格の製品ラインアップを展開できます。並列接続が容易な 設計のため、同じ製品を使用して最大350kW以上を達成で きます。また、PowerCellは500Vおよび1000VのDC出力 が可能で、効率良くEVを充電できます。
技術仕様
定格出力 | 50kW | |
---|---|---|
DC出力電圧範 | 最大500VDC | 最大920VDC |
DC出力電流(最大) | 125A | 62,5A |
AC入力電圧 | 400V +/- 10% および 480V +/- 10% | |
入力周波数 | 50Hz / 60Hz | |
力率 | >0,98 | |
全高調波歪み(THD) | <5% | |
効率 | >94% | |
充電インターフェース | CHAdeMO & CCS互換 | |
冷却 | 強制空冷 | |
フィルター | ACおよびDCフィルター使用 | |
寸法(LxWxH) | 800 mm x 490 mm x 270 mm | |
重量 | モジュールあたり 65kg | |
制御インターフェース | CANopen | |
標準規格 | EN61851-23 |